七輪で玉ネギを最も簡単に焼く方法
収穫後に干して皮を乾燥させる玉ねぎは保存が効く優れたバーベキュー野菜だ。クーラーボックスに入れなくともよいし、頑丈な野菜だから潰れたり傷んだりする心配のない野菜界の野生児。野外料理で使うにはうってつけの玉ネギ。
旬の春に収穫される新玉ネギは甘い。寒い冬に凍らないように糖分をたっぷり蓄えようとする玉ネギ。だから新玉ネギはスライスして水にさらさずに食べても甘い甘い玉ねぎサラダとなる。これを乾燥させて保存向きにすると玉ネギは自らの糖分を使って生き延びようとするので、甘みが薄れて辛くなる。
新玉ネギの時期を過ぎて普通の辛い玉ネギも実は甘い。甘いよりも辛い成分が際立っているから辛く感じるのだ。加熱することで辛味成分が消えて、加熱に強い糖分が前面に出てくる。その甘みを活かすカレーにも玉ねぎ炒めはかかせず、輪切りにして焼肉のタレで食べてもうまい。キャンプ料理に欠かせない玉ねぎ。
玉ネギを皮ごと丸ごと七輪で調理する簡単BBQレシピ
玉ねぎは加熱すると甘みを増すけれど、同時に身が柔らかくなり崩れやすくなる。厚切りスライス玉ねぎをバーベキューの焼き網にのせるとぽろぽろと中から抜けてしまう経験は誰でもあるはず。厚めにカットしてBBQ用の竹串や金串で刺す方法もあるけれど、生の玉ネギは身がぎゅっと詰まってて、串を通すのは一苦労。
七輪ならではの焼き方を提案、その名も玉ネギゴロゴロ焼き。略して玉ゴロ焼き。
材料(4人分) | 分量 |
玉ねぎ | 2個 |
醤油 | 適量 |
七輪の火力 | 強火 |
BBQアウトドア度 | ★★★ |
BBQ調理時間 | 20分 |
玉ねぎゴロゴロ炭火焼きレシピの調理方法(作り方)
- 七輪の炭は強火で準備、焼き網はへこんでいる方を下にする。
- 皮ごと玉ねぎをのせて、皮を焦がしながらゴロゴロと七輪の焼き網の上を転がす。
- 金串を刺して玉ねぎの芯が柔らかくなっていたら出来上がり。
透明な身に変わった七輪焼きの玉ネギ
七輪から下ろしたばかりの玉ネギは熱い。軍手で玉ネギをお皿に移す。皮ごと焼けたゴロゴロ玉ねぎを半分に切ったら醤油をざざっとかけまわす。玉ねぎの隙間に醤油が染み込み、とろりと柔らかい半透明の身が甘みを増す。