真冬のBBQメニュー、乾燥ワカメの七輪あぶり焼き
新春の冷たい海で育つワカメ。若布の字のとおり、小ぶりの若いワカメが柔らかくてうまい。冬の荒れた海で海底からはがされる。翌朝早起きして海岸に行くと、潮溜まりにワカメが漂っている。
海辺の魚屋でも手に入る生のワカメを買ってみよう。七輪焼きの最高のツマミだ。
運がよければ一箇所にこんなにワカメが。
太いヒダの部分がメカブ。
メカブを刻んでゆでて。
運良く流れ着いたワカメを見つけるとこんなふうに、根元はまるっこいメカブのもののある。メカブは細かく刻んでから湯がく。さらに包丁でたたくと粘りがでてくるのでオカカと醤油で和えてアツアツ炊き立てご飯にかける。
春の香りが堪能できるメカブかけごはんだ。
本題のBBQ素材、炙りワカメ。まずは自家製乾燥ワカメ作りから。
材料(2人分) | 分量 |
生のワカメ | 適量 |
七輪の火力 | 弱火 |
BBQアウトドア度 | ★★★ |
BBQ調理時間 | 20分 |
ぱりぱり炙り焼きワカメのレシピの調理方法(作り方)
- ワカメの薄くて柔らかく小さいものを集めて、水洗いする。砂を良く洗い流す。
- 洗濯バサミで挟んで、天気の良い日に2,3日干す。
- ワカメがからからに乾燥したら七輪の弱火で炙って頂く。
洗濯バサミに吊るしたワカメ。過熱前は茶色い。ぬるぬるワカメは挟もうとするとつるんと逃げる。洗濯バサミは粗めの滑り止めがついたものが使いやすい。
ワカメは洗濯バサミで干す。
ワカメの根元が滑りやすい。
からりと乾燥した小ぶりのワカメ。先のほうは手でふれただけで崩れそうにさくさくだ。
乾燥したぱりぱりのワカメ。
ワカメを七輪の焼き網の上で炙り始めると濃い緑色になる。焦げやすいから数秒ごとにそっと返しながら焼く。
磯のような香ばしい香りが七輪の焼き網から立ち上る。ワカメに含まれる塩分で充分うまい。日本酒の冷やで頂くのがまことにうまいのだ。
七輪でワカメを丁寧に焼き上げる。