香りマツタケ、出汁タマゴタケ。
深緑の中の、柔らかな丸みと朱色に心奪われる見事なタマゴタケ。慎重にタマゴの殻状の根元から掘り出す。タマゴタケはとても柔らかい。平たい箱に杉の葉を並べてタマゴタケをのせて形が崩れないように持ち帰る。保存するよりもキノコの香りの強い当日か翌日までに食べよう。
初秋に生えるタマゴタケの見事な朱色はスープやパスタに合うものの、ぼけた茶色になってしまう。タマゴタケの美しさを残したまま調理する、七輪のタマゴタケ料理決定版を紹介。
材料(2人分) | 分量 |
タマゴタケ | 8個 |
日本酒 | 適量 |
七輪の火力 | 中火 |
アウトドア度 | ★★★ |
調理時間 | 40分 |
炭火焼きタマゴタケ汁のレシピの調理方法(作り方)
- タマゴタケの根元のタマゴの殻状の根元を外して土を丁寧に洗い流す。歯ブラシを使うときれいに除ける。タマゴタケの傘の部分の土や葉などもそっと取り除く。
- まずは炭火焼きを楽しもう。茎を折って七輪の焼き網にのせる。二本並べたタマゴタケの茎の上に平たい傘部分をのせると崩れにくく焼きあがりがきれい。カボスを絞って汁気タップリのタマゴタケを頂く。
- 長方形七輪の片側に鍋を置き、日本酒と水を半分ずつ入れる。タマゴ殻状の柔らかい根元や、茎の部分をスープに入れる。朱色美しい傘部分は炭火で焼くだけにとどめる。
- スープを塩味で調えて椀に注ぎ、焼きあがったタマゴタケを浮かせてできあがり。
とても濃い出汁の出るタマゴタケを汁と具を分けて作ることで、鮮やかな朱色を楽しむ料理ができる。キノコと土の味わい深いタマゴタケ汁に炭火焼きの香りと汁気たっぷりの具。
七輪の端っこで温めた燗酒で一杯どうぞ。