分げつ(一般的に分けつとも呼ばれている)したネギを植え替える
昨年から借りている横須賀の畑。開墾したばかりで初めての土いじりなので何を植えるかもなかなか定まらない。そんな時に地主さんが植えっぱなしのネギがあるから持って行ってくれという。
しばらく放置していた長ネギは写真のとおり雑草と共存している。分げつという株分かれした増殖を経て増えて密集している。
密集した放置長ネギは分げつで増えているものの、一本一本が細い。土寄せしていないので白い部分(軟白部)が少ない。このままでは長ネギが太くないので食べるために下処理するのも面倒だ。掘り返してけんこー農園に植え替え、太らせてから頂くことにした。
掘り起こして長ネギの根っこをほぐす
スコップを長ネギ群から20cmほど離れた場所から差し込む。深くスコップを差し込み、ひとまとめの長ネギを掘り起こす。
掘り上げた長ネギの塊はこんがらがった釣り糸のように絡み合った根っこでつながっている。根っこにダメージを与えないように丁寧に土を掻き落としながらほぐす。まとめて持ち上げてわさわさと振ると大分土が落ちる。
その後に多少のダメージはやむを得ないと2グループに分けて引き離す。すると以外にするりと根っこがほぐれて長ネギが徐々に分かれていく。
けんこー農園に移動して、長ネギを植え替える
掘り返して一本ずつに分けた長ネギを植え付ける。
長ネギの植え方は
- 畝を▽状に掘り下げる。長ネギを斜めに置くためだ。そうすることで徐々に土寄せをすることができ、軟白部分を増やしやすくなる。
- 植付のときは日当たりと反対側に向けて長ネギを寝かせる。太陽に向かってだんだんと起き上がってくるのでまっすぐに立ち上がる。
- 時々生長点まで土寄せを繰り返す。
- ネギ坊主ができたらカットする。ネギ坊主は炒めたり味噌汁に入れて頂く。
- 後は基本的に通年放置。食べる分を掘って頂く。混み合ってきたら植え替えを繰り返す。
長ネギを収穫したら七輪バーベキューで舌鼓、長ネギBBQレシピ
充分太ったら長ネギを収穫。掘り上げて土を落として長い根っこは畑でカットして土に戻す。泥を洗い流して白い軟白部分から緑のところまで柔らかくおいしく食べられる。