家庭菜園で作る初めての野菜は人気のホクホクジャガイモ、七輪BBQ人気食材のキタアカリ
鍬と小型耕運機で2月から作り上げた初めての畑にいよいよ野菜の苗や種を植え付ける。
初の自家製BBQ野菜はジャガイモのキタアカリ
何から植えれば良いのかも全く分からないので、まずは横須賀の友人と同じものを植えることにした。初めての野菜作りはキタアカリ。キタアカリはこれまでも七輪BBQでよく使うジャガイモ。加熱するとしっとりホクホクになるのでバター醤油ジャガイモや塩辛ジャガイモなどに向いている。
ダッチオーブンで度々作る鶏肉料理、丸ごとチキンにもニンニクとともに大量のジャガイモを使う。冷蔵庫に入れなくても良いし、腹持ちもよいジャガイモは絶好のBBQ食材。初自家製野菜として良い選択だ。
キタアカリの種芋をホームセンターで購入
ホームセンターはDIYアイテムが多く良く通うが農業コーナーがこんなにも充実しているとは知らなかった。住まいのある三浦半島は屈指の農業エリア。農耕道具はもちろん野菜の種や苗コーナーは充実していて、いつも何を植えるか楽しく選ぶ人たちで一杯だ。
その一角にあるジャガイモコーナー。春植えのジャガイモは3月に植え付ける。ホームセンターでは2月下旬ころから店頭に並ぶらしい。
あまりサイズの大きなものは収穫量を増やすためにカットする必要がある。ただしカットすると病原菌で傷んでしまうこともあり、できれば小ぶりのSサイズでそろっているものが好ましいとのこと。小ぶりは80gが目安。
キタアカリの種芋を太陽に当てて芽出し(催芽)させる
食べるために買うジャガイモは病気などの検査をしていないので種芋には向かないらしい。妻が料理になかなか使わずいつの間にか緑化して芽が出たジャガイモが良さそうなのだがこれはパス。
購入したジャガイモ種芋は植える前に芽を出しておく。晴れた日のベランダに並べること数日。芽が出始めてきた。初めて選んだキタアカリの種芋は選ぶタイミングが遅かったのか、サイズにばらつきがあった。
大きな種芋は60g-80g程度にカットして草木灰を切り口にまぶしてよく乾燥させる。
畝に間隔を開けてキタアカリの種芋を植え付ける(3月)
芽出しも順調なので3月3日に種芋を抱えて畑に向かう。
初自家製野菜を失敗したくないという気持ちで一番日当たりの良い手前の畝3つを使うことにした。
株間(かぶま 植え付ける種芋と種芋の間の距離)は30cm。まずは畝の上に株間を測りながら種芋を並べてみる。程よい間隔で植えられそうだ。種芋を一度どけて穴を掘る。土を5cm被せるくらいの深さで植え付ける。
芽は一つの種芋から3-5本出てきた。全ての芽を残すと小玉ジャガイモばかりになるので2-3本残して他の芽は摘み取ってしまう。これを芽かきと言うらしい。
芽が出たら土をかき寄せる土寄せ作業を行う(4月ー5月)
ジャガイモの育ち方は種芋から地上に向かって芽が伸びる。種芋と地面の間に根が伸びてそこから新しいジャガイモが育つ。初めから深く植えると芽が出にくいので浅く植えておいて後から茎の生育に合わせて土を盛り上げる土寄せが必要だ。
初めて作った畝が何となく高めの畝幅狭めに作ってしまい、そこにジャガイモを植えてしまったので土寄せが大変だった。土を寄せて集めてもさらさらと崩れてしまうのだ。仕方が無いので周りを掘って土の量を増やし、たっぷりと盛り上げなければならなかった。
週一回のペースで土寄せができれば理想的だ。
いよいよキタアカリの収穫(6月―7月)
芽出し、植付、土寄せ、時には葉の病気もあったが、地上部と呼ばれる葉の部分が半分かれてきたらいよいよ収穫。新じゃががうまいという友人アドバイスで少し早めに収穫してみた。
当たり前だが茎の根元を掘り起こすとジャガイモのつるりとした皮が顔をのぞかせる!
大きさにはかなりばらつきがあるが、それぞれに合った調理方法が楽しめる。
超小ぶりのものは素揚げにして塩をつけながら。
中玉サイズは小型ダッチオーブンで蒸し焼きにする。
季節は初夏!収穫したジャガイモと七輪とダッチオーブンを持って海岸へ行こう!!