ゴーヤチャンプルーよりもストレートにゴーヤの苦みを楽しむ、ビタミンCたっぷりのゴーヤバーベキューレシピ
長く続くステイホームを楽しもうと家庭菜園を始める友人が増えた。我が家はベランダ菜園初心者なので最も簡単な部類の青紫蘇からスタート。一方三浦半島佐島に近い友人宅は裏山を抱える肥えた庭があるので、マンションベランダ菜園よりもかなり野菜の成長が早い。庭のゴーヤが実ったというのでゴーヤを頂きがてら庭BBQを開催させてもらう。ゴーヤをストレートに、その苦味を堪能するバーベキュー料理、ゴーヤの七輪炭火焼きに挑戦する。
友人宅に到着するとゴーヤのツルが庭に面したガラス戸を隠すように覆いかぶさっている。真夏の太陽光を遮るグリーンカーテンだ。その緑のカーテンの中から七輪の焼き網サイズにちょうど良さそうな大きさのゴーヤを選ぶ。程よい明るさの緑色のゴーヤのツルをハサミでちょきん。野菜BBQの食材確保!
炭火が落ち着くまでにお酒を頂こう。夏野菜のゴーヤにはビールも良いが、キンキンに冷やしたホッピー黒と凍らせたキンミヤ焼酎のシャリキン(シャーベット状の焼酎)でシャリキンホッピーだ!グラスにシャリキンを入れてホッピー黒を注ぎ入れる。ダブルで冷えたホッピー黒が胃に流れ込み、これから始まる野菜七輪焼きへの期待が一気に高まる。
ゴーヤ七輪炭火焼きの材料
材料(4人分)/ 分量
ゴーヤ 1本
醤油 適量
かつおぶし 適量
マヨネーズ 適量
七輪の火力 強火
アウトドア度 ★★★
調理時間 15分
ゴーヤ七輪炭火焼きの作り方(七輪での焼き方)
- 七輪に炭をたっぷりめに熾して強火を保っておく。焼き網を充分加熱して準備完了。
- ゴーヤは半分にカットする。スプーンで中の種を掬い出す。
- 半分カットのままで内側を下にしてゴーヤを七輪焼き網にのせる。
- 下の写真のようにこんがり焦げ目がついたら裏返してゴーヤの外側を焼く。
- 両面こんがりと焦げ目がついたら出来上がり。
さあ、ゴーヤを焼いただけの七輪炭火焼きゴーヤの試食!
焼きあがったゴーヤをBBQトングを使って七輪からまな板に移す。熱々のゴーヤをトングで抑えながら1~2cm幅にカットする。こんがりゴーヤからホクホクと湯気が上がっている。旨そうだ。そして苦そうだ!
みんなにこの初メニューの七輪野菜料理を提供する前に毒見、いや味見だ。まずは醤油だけ。さっと醤油をかけ回して表と裏とが程よく焦げ目のついているところをつまんで口に放り込む。
「うっ!」
…
…
…
「苦い。苦旨い(にがうまい)。」
焼いただけのゴーヤはやはり苦い。しかし数年前に生のゴーヤスライス料理を食べてからゴーヤのダイレクトな苦みがたまらないのだ。スライスしてお酢とラー油をかけただけの酢辣油ゴーヤは初めて食べて驚いた。ゴーヤチャンプルーしか食べたことのない人にはかなりの苦みのインパクト。
そしてこの七輪炭火焼きゴーヤはさらにパンチのある苦みだ。かつおぶしをバッとまぶして醤油をぶっかける。野外ではちょっとした風でかつおぶしは吹き飛んでしまうので素早く醤油をかけ回すことが大事だ。
「苦みがちょっとなー」という人はお皿の横にマヨネーズを盛り付けておく。オカカ醤油味の炭火焼きゴーヤをお箸でつまんで好みの量のマヨネーズを付ける。マヨネーズの油で軽減されてゴーヤ苦み初心者には程よい苦みとなり、徐々にマヨネーズを減らすうちにゴーヤラーになれる。
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