毎年一月最初の連休はカニを食べ尽くすカニパーティー、カニパ真冬キャンプなのだ。
水産会社に勤める友人が年末のうちにカニを確保してくれる。三浦半島某所の海岸に野営するので近くのヤマト運輸に冷凍配送、それを受け取って海水で溶かしながらカニ宴会の準備をする。
当日は七輪炭火に殻ごとのズワイガニをのせて香ばしく焼き上げる炭火焼き、ズワイガニポーションのしゃぶしゃぶ、タラバガニたっぷりのサラダなどカニ尽くしメニュー。
その中でもカニを食べ飽きている水産会社友人のカニー君はいう。
カニー君「カニポーションやカニ爪は唐揚げが最高っすよ。」
私「じゃあ、唐揚げ粉買っておくね。」
カニー君「いや、蟹の身に塩気が結構含まれているので片栗粉のほうがうまいです。」
ということで特に味付けもせずに片栗粉で揚げることにする。
七輪にフライパンと油をセット。
キャンプと揚げ物は相性が良い。油がはねても問題なし。匂いがこもらずすっきりと食べられる。
キッチンペーパーで水気を切ったカニポーションとカニ爪に片栗粉をしっかりとからませる。ぽんぽんとはたいて余分な片栗粉を落とす。
七輪の上の油に投入。じゅじゅっ~

キッチンペーパーで油をきって熱々のポーションにかぶりつく。
ぶっといズワイガニポーションが白いサクサクの衣からうまみ汁とともに口の中で弾ける。

カニ爪もどんどん揚がる。最強のチョキが片栗粉に包まれて美しい。爪をつかんでこちらもはふはふと揚げたてを食べる。さくり!

このあとも自家製ポテチで延々と飲み続け、真冬の宴会は夜更けまでつづく。
