うなぎを捌く時に出る端切れを集めたくりから焼き
生うなぎを細く切って竹串に刺したうなぎ串焼き。うなぎを割いて蒲焼用に捌く時の端切れ部分を串に巻きつけた串焼きをくりから焼きと言う。タレを漬けずに塩焼きにした、うなぎのくりから白焼きはワサビで食べると絶品のBBQ料理だ。
うなぎの食べ方はほとんどが蒲焼き、あとは白焼き。これほど調理方法が統一されて確立している食べ物も珍しい。柔らかく蒸してから焼く関東風よりも生から炭火で焼き上げる関東風が好きだ。七輪BBQで、生から自分で焼き上げてみたいと思っていた。
築地場内のうなぎどじょう専門店で見つけたうなぎの串焼きの生。「炭火で焼くとうまいぞ、でも煙だらけんなってかあちゃんに怒れるけどな。」と親父さん。
材料(4人分) | 分量 |
うなぎの串焼き | 8本 |
わさび | 1本 |
天然塩 | 適量 |
七輪の火力 | 中火 |
BBQアウトドア度 | ★★★ |
調理時間 | 20分 |
生うなぎ串焼き、くりから焼きワサビ添えレシピの調理方法(焼き方)
- 七輪の炭火は強めの中火にする。串焼き用に金属のバーを2本渡しておく。
- ワサビをたっぷりすりおろす。
- 塩を振ったうなぎの串焼きをのせる。脂が落ちて火が上がったら日本酒を霧吹きでかけて火力を調整する。
- 丁寧に串を回しながら、場所も時々変えながら均一に焼き上げる。
- 下の写真のようにキツネ色に焼き目がついたら出来上がり。
脂が多いうなぎの串焼きにはおろしたてのつんと辛味の効くわさびをたっぷりと添えたい。
焼きたてのうなぎの塩串焼きは皮がぱりっと張っている。すりおろしたワサビを多めにのせて熱々のうなぎ串焼きを頂こう。ざくりざくりと歯応えが楽しい。白焼きよりも香りが強く、蒲焼よりもすっきり。
「うなぎ串焼き、生うなぎ串」で検索すれば販売している。煙がもくもくでもかあちゃんに怒れられないバーベキューこそうなぎを焼くチャンス。一度やればはまってしまううなぎ串焼き。「今年の夏のバーベキューレシピと言えばうなぎ焼きだね。」
うなぎの串焼きは脂が非常に多く、焦がさず焼き上げるのが難しいが、この2点に注意すればこんがり焼ける。
①長方形の七輪を使う
串焼き用の金属棒が二本ついていて、串のサイズ、串焼きの大きさに合わせて移動できる。内側も二室に分かれているので、片側を強火、もう片方は弱火にしておくと焼きやすい。
②霧吹きを用意
霧吹きに日本酒と水を半分ずつ入れておく。脂が落ちて炎が上がったらすかさずぷしゅっと。