トウゴロウイワシの新レシピ、七輪で炭火焼きにして和風たれをかける
真冬の海岸は比較的キャンパーやバーベキュー客も少ない。多少雨が降ろうが、風が強かろうが、snow peakの変幻自在大型タープ、ランドステーションL Pro.があれば快適に過ごせる。
三連休の初日朝早く起きてキャンプコンテナにテント、グラウンドシート、寝袋、マットを詰め込む。荷物スペースに余裕があれば冬は家まくらも追加。頭が暖かく普段の寝心地を海岸に持ち込める頼もしいキャンプアイテム。
バイクでキャンプ地の海岸まで向かうので、七輪と木炭は友達にお任せだ。今回は七輪本舗の丸形七輪を筆頭に三個の七輪が揃う。
まだほのかに暗い道路を南下して出発。キャンプ地は風速5m~6mの北東風。風の向きを考えて三日間のベースキャンプとなるランドステーションL Pro.を設置完了。
七輪食材、トウゴロウイワシを網で掬って獲る
続々と友人が集まり徐々に宴会が盛り上がる。宴会後は大潮の干潮を夜中に迎える。ここからが楽しい夜中のガサガサ(潮の引いた海岸のタイドプールをライトと網で生き物探し)開始だ。
前回同様に湾内の浅場をヘッドライトで照らすと驚いたトウゴロウイワシの群れがばしゃばしゃっと跳ね回る。沖側から網を入れて手前の浅瀬に向かって掬い取る。網はずっしりとしなり、青銀色に光るトウゴロウイワシでいっぱい。
持ち歩いているザルにトウゴロウイワシを移して再度網で掬いとる。2~3回も網をふるえばトウゴロウイワシでザルは山盛り。
トウゴロウイワシを一夜干しにする
前回同様にまずはまさに獲れ立てのピチピチのイワシ刺身。小ぶりのトウゴロウイワシは捌かずに醤油と生姜すりおろしでぱりぽりと歯応えと甘み、ほろ苦さを楽しむ。
今回は蒸し焼きではなく七輪炭火焼きを楽しもうということで、一手間かけて一夜干しにする。テーブルの上にキッチンペーパーを広げる。丁寧にトウゴロウイワシを広げて一晩かけて水分を抜く。こうすることで旨味が凝縮されるのだ。
一夜干しトウゴロウイワシ七輪炭火焼き、辛口生姜醤油の材料
材料(4人分) | 分量 |
トウゴロウイワシ | ザル一杯 |
醤油、生姜すりおろし、七味とうがらし | 適量 |
七輪の火力 | 強火 |
アウトドア度 | ★★★★★ |
調理時間 | 10分(干す時間を除く |
一夜干しトウゴロウイワシ七輪炭火焼きレシピ(作り方)
- 七輪の炭火を強火に準備する。焼き網をのせて十分に熱しておく。
- 一夜干しにしたトウゴロウイワシを七輪焼き網にまとめてのせる。多少網から落ちても気にしない。
- あまり動かさずにトウゴロウイワシをこんがり炭火で焼き上げる。網を持ち上げて下からそっと焼き加減を確認。焼き網側に焦げ目がつけば頃合い。
- 焼き網ごと大きめの器に移す。焼き網を傾けてトウゴロウイワシを器にざばっと盛り付ける。
- 醤油、すりおろした生姜、七味唐辛子を合わせて作った辛味醤油ダレを全体にかけまわしてできあがり。
新レシピ、一夜干しトウゴロウイワシのお味は?
前回の蒸し焼きに比べてピンと張ったトウゴロウイワシを3~4匹まとめてお箸でつまみ上げる。小さくてもしっかりと干物の焼き魚だ。さくりっと軽い食感、干物の甘味、ワタのほろ苦さが辛口ベースの醤油ダレに絡まって味が一層引き立つ。うまい。これは箸が止まらない。
腹を空かせた学生がポテトフライでもつまむようにガツガツと箸があちらこちらからトウゴロウイワシの七輪焼きをさらっていく。