シシャモはバーベキューの難易度上級クラス!
海沿いの干物専門店で店先の干している干物は天日でしっかり水分が抜けている。バーベキュー食材で使うアジの干物やイカの一夜干しはそのまま七輪やバーベキューコンロの焼き網の上で焼いてこんがりキレイに焼きあがる。
シシャモは北国遠洋で獲れる魚。干物になったあとに遠く運ばれてくる。スーパーで買うシシャモは大量生産のため、干した後に冷蔵や冷凍保管している。本来乾いている干物が結露してびっしょり。このままシシャモを七輪の焼き網にのせると皮が破れておいしい卵がぼろぼろと出てきてしまう。
シシャモは特に皮が薄い
腹が卵でいっぱいのシシャモは皮がとても薄い。解凍時の結露の水分で皮が柔らかくなり、焼き網にのせるとくっついてしまう。焼き網のうえでひっくり返そうとすると皮が破れて卵がぼろん。
干物は焼く寸前にまた干しなおす
干物は七輪バーベキューで焼く前の30分間、風当たりのいい場所で干し直す。ほら、写真のシシャモの干物が皮がぴんとはって、みるみる銀色を取り戻す。
そう、干物は2度干すのだ。表面がからりと乾けばもう大丈夫。旨みもまたぐっと凝縮されている。七輪を準備して、焼き始めよう。
材料(2人分) | 分量 |
シシャモ | 10匹 |
七輪の火力 | 中火 |
BBQアウトドア度 | ★★★ |
BBQ調理時間 | 10分 |
干物は二度干す、ししゃもの炭火焼きレシピの調理方法(作り方)
- 七輪の焼き網を炭箱などに橋渡しして、シシャモの干物を風通しの良い場所で30分ほど干しておく。海岸でやる場合はトンビにさらわれないように注意。
- シシャモの表面がからりと乾いたら、焼き網を七輪中火で熱しておく。
- 七輪にシシャモをのせて焼き始める。数分たったらひっくり返すが、ほら、皮もきれいに焼きあがって、網にくっつかない。ちょっとくっついてしまったら、軍手をして焼き網をゆすってみる。きっとぽろりとはがれるはずだ。
さあ焼きあがったシシャモの干物をつまんでみよう。ぱつぱつに張った腹をかじるとしっとり焼きあがった魚卵が口の中にあふれてくる。
シシャモの焼き方も他の魚も一緒。バーベキューレシピに肉ばかりじゃもったいない。日本の伝統調理、干物を七輪で楽しもう。