平均サイズ500円玉の沖シジミ!三重県産の実力
貝が好きだ。鮨ネタでも赤貝、ホッキ貝、ミル貝の身も注文するし、貝ヒモがあれば必ずこりこりした食感を楽しむ。バーベキューでの炭火焼きでもホタテ貝、サザエ、アワビと種類も多く磯の香り抜群の貝類は楽しみ方が無限大。
「魚介類が好きです、特に貝!」と言われると仕入れにも力が入る。築地に行く時間がないときは御徒町駅目の前にある魚介類専門店の吉池に直行だ。もうすぐ開業100年。ちょっとした市場並みに広い吉池の1Fの入口を入るとさまざまな貝類が迎えてくれる。活けのアワビ、サザエ、つぶ貝、大粒の浅利。
貝の生簀に見慣れない大きさのシジミがある。沖シジミ三重県産。見た目はそのままシジミなのに平均して500円玉のサイズ、大きいものはちょっとしたハマグリのようにふっくらと厚く巨大な貝殻だ。食べ方は蒸し焼き、味噌汁、ワイン蒸しがお勧めと書いてある。大きめのネットにたっぷり入って1,000円ちょっと。貝だ!いや、買いだ!
沖シジミのしょうが蒸し焼きの材料
材料(8人分) | 分量 |
沖シジミ | 適量 |
しょうが | 適量 |
七輪の火力 | 超強火 |
アウトドア度 | ★★ |
調理時間 | 10分 |
沖シジミのしょうが蒸し焼きのレシピ(食べ方)
- 殻同士をすりあわせるようにごりごりと流水で洗う。
- 七輪の炭火は超強火で準備、フライパンを熱しておく。
- 沖シジミをフライパンに入れて、しょうがスライスを5~6枚、水を100ccほど入れる。
- 蓋をして蒸し焼きにする。貝殻がどんどん開くので8割開いたらフライパンの蓋を外してゆすりながら加熱。ほぼ開いたら火からおろす。
- 加熱し過ぎると身からうまみ水分が抜けてしまうので程よく加熱することが大事だ。
ぴっちり閉じた貝の内側は海水をたっぷり含んでいるので、調味料は要らない。熱々のうちにふっくらと仕上がった沖シジミの身をつまみ出して食べよう。しょうが風味がシジミ同様のほのかな苦味と交じり合って、貝の甘みを一層引き立てる。
流通量の非常に少ない珍しい貝ながら、その見た目からあまり評価されていない。味は抜群、量も値段以上にたっぷり入っていた沖シジミ。見つけたら迷わずに買って七輪バーベキューで蒸し焼きにしよう。