おいしい貝料理バーベキューは潮干狩りから始まり七輪で仕上げる
春は干満(干潮と満潮)の差が大きく、昼に干潮時間が当たる。春の陽気を楽しみながら七輪でバーベキュー。そして貝の潮干狩りのシーズンだ。
バーベキューで貝をたっぷり使って汁だく(つゆだく)な貝料理を楽しむなら、店で貝を購入するのではなく自分で貝を捕獲することから始める。捕獲した貝を七輪強火で焼く。貝殻にたまった貝汁を飲み、熱々の貝の身をほおばる。
潮干狩りではアサリを筆頭にマテ貝、ホンビノス貝、サルボウガイ、シオフキと色々掘ることができるが、バーベキューの炭火でそのまま焼いて食べるのならハマグリが一番だ。ハマグリの貝殻は分厚く中の貝の身もしっかりと育って食べ応え充分。
貝汁まで飲み干したいほどうまいハマグリだが難点がある。バーベキューで焼くときにあちらこちらの向きに貝殻が開いてしまい、せっかくの貝汁がこぼれてしまう。上手にほどよく焼き上げないとハマグリは身が固くなってしまい、残念なお味となる。まとめて汁気たっぷりに焼き上げるミニダッチオーブンを活用しよう。
潮干狩りでハマグリ捕獲作戦
場所によっては無料で砂浜を掘らせてくれる場所もあるが、稚貝を巻いている有料サイトを利用すると手堅くハマグリをゲットできる。
干潮の2時間前くらいから最も潮位の下がる干潮までが勝負。潮の引き際は海岸の砂が柔らかい。潮の引きを追いかけながら柔らかい砂地を掘ってハマグリを効率よく掘り出そう。根気のいる作業だがその後炭火で焼き上げる汁だくなハマグリバーベキューを想像して頑張るのだ。
捕獲したばかりのハマグリを砂抜きする。丸一日かけてしっかりとハマグリの砂を吐かせて食材準備完了。
ハマグリの七輪炭火焼きの材料
材料(4人分)/ 分量
ハマグリ(砂抜き済) 8個
スダチ 2個
七輪の火力 中火
アウトドア度 ★★★★★
調理時間(潮干狩り時間を除く) 10分
ハマグリを長方形ミニダッチオーブンで焼こう on the 七輪(レシピ、焼き方)
- 七輪炭火の火力は超強火にする。ミニダッチオーブンを七輪にのせてプレヒート(あらかじめ温めておくこと)する。
- ミニダッチオーブンを七輪から一度おろして耐熱板の上におく。
- ミニダッチオーブンの蓋を開けて手早く入るだけのはまぐりを入れる。蓋を閉める。
- ハマグリの入ったミニダッチオーブンを七輪の上に戻す。まもなく隙間から蒸気が出始める。
- ミニダッチオーブンの隙間から蒸気が出始めてから2分間、蓋を外してみよう。一気に七輪の火力で蒸しあげたハマグリが飛び出るように殻が開く。
さあ、ハマグリをお皿に取り分けてダッチオーブンの底にたまった貝汁をかける。好みでスダチをチュチュっと絞ってかける。
やけどしないように軍手で貝殻を持ち上げて、唇もやけどしないように貝汁をすすりこむ。うまい。
ハマグリの貝柱もきれいに外しながら汁たっぷりの貝の身を堪能しよう。