七輪で焼き上げたブラックタイガーにニンニク風味のオイルをじゅわっとかけ回す
海岸からすぐのローカルスーパーの特売で購入したブラックタイガー、2パックのうち1パックは殻ごと炭火焼きにしてレモンをたっぷり絞りかけて香ばしさとざくざくした歯応えを楽しんだ。スノーピークのランドステーションの中はまだ海老の香りに包まれている。
もう1パック、大きなブラックタイガーが12匹残っている。好きなエビのBBQ料理は、シンプルな炭火焼きの他、トムヤムクンスープに入れてしびれる辛味とナンプラーの香りを合わせたり、薄めの衣をつけてさっくり揚げた天ぷらだ。
でも今日のエビ料理にはもっと強烈なインパクトが欲しい。ニンニクを使おう。ニンニクの風味をオリーブオイルに移して、エビと合わせる。エビのアヒージョもうまいが、炭火焼きでエビ独特な香ばしさを引き出してから熱々ニンニクオイルをかけ回すのだ。
ブラックタイガー海老の下ごしらえ(背わたの取り方)が重要
エビ料理は下拵えが肝心。海老の背中のあたりに頭から尻尾にかけて細い腸管が入っている。背わたと呼ばれる海老の消化物の残りで、そのまま調理すると食べるときにじゃりっとすることがある。せっかくのエビ料理が台無しだ。
左手でエビの背中を丸めるように持って殻と殻の隙間から背わたを取り出す。竹串を使って隙間に浅く差し込んで背わたの下から持ち上げる。出てきた背わたを竹串ごと右の親指でそっと挟みこみ、切れないように丁寧に引き出す。
するりと数センチの背わたが抜ければできあがり。上手に抜けると気持ちいい!
炭火焼きブラックタイガーにニンニクオイル on the 七輪の材料
材料(4人分) | 分量 |
ブラックタイガー | 12尾 |
にんにく | ひとかたまり |
オリーブオイル | 適量 |
レモン | 一個 |
天然塩と黒胡椒 | 適量 |
七輪の火力 | 強火 |
BBQアウトドア度 | ★★★★ |
調理時間 | 20分 |
炭火焼きブラックタイガーにニンニクオイル on the 七輪レシピ(作り方)
- コッヘルにオリーブオイル、スライスしたニンニクを入れて七輪の焼き網の上で、熱する。
- 時々コッヘルの中をかき混ぜてニンニクの香りが出てきたら七輪からおろす。
- 剥きエビを焼く時は身がくっついてしまわないように、七輪焼き網を充分に熱しておく。
- 背わたを抜いたブラックタイガーを焼き網にのせて、天然塩と黒胡椒をふりかける。
- 両面焼きあがったブラックタイガーをお皿に盛り付ける。
- ニンニクオイルからスライスニンニクを取り出して、ブラックタイガーにのせる。レモンもエビの上で絞る。
- ニンニクオイルを熱々に熱する。盛り付けたブラックタイガーにじゅわっとかけまわしてできあがり。
熱いニンニク風味のオリーブオイルをかけた瞬間、ガーリック&シュリンプ!の香りが充満する。箸でニンニク片とエビを一緒につかんで一気に口の中へ。
力強いニンニクが爆発、エビの甘み、レモンの酸味、ニンニクどっかん、絶品です。