鮮度抜群のブロック豚ハツをゲットせよ
やきとりならぬやきとんのお店に行くと、豚の心臓つまりハツの串焼きがメニューに並ぶ。豚ハツは絶えず動く心臓。筋肉のかたまりだ。こりこりというよりもクニクニとした絶妙な歯応え、噛みごたえが楽しい肉料理。
長方形七輪に強火と弱火ゾーンを設けて、じっくりとローストする
脂分が少ないため七輪の強火の効いた焼き網にのせても、カルビのように煙もくもくの火事状態にはならない。七輪でじっくり焼き上げることができるBBQ向きの肉食材。鮮度の良い豚ハツを手に入れて、クニクニした歯ざわりを楽しむために七輪でローストしよう。
芯までがちがちに焼いてはつまらない。厚生労働省ガイドライン(下記参照)にのっとりつつも、ローストピンクに美味しく仕上げるために調理用温度計を使い、七輪の火力を二部構成で使い分ける。
材料(4人分) | 分量 |
生の焼肉用豚ハツ | 500グラム |
粗挽き黒胡椒 | 適量 |
七輪の火力 | 強火 |
BBQアウトドア度 | ★★★ |
BBQ調理時間 | 20分 |
豚のハツのローストレシピの調理方法(焼き方)
- 角のしっかりピンと立った当日朝締めた、鮮度の良い豚ハツを手に入れ、当日中に調理する。ドリップ(血)が出ている場合は丁寧にキッチンペーパーでふき取る。
- 長方形七輪に強火と極弱火の場所をつくっておく。
- 塩と胡椒を多めに振りかけた豚ハツをかたまりのまま焼き網にのせる。まずは強火で。
- 豚ハツを転がしながら全面に焼き目をつけたら極弱火ゾーンへ移す。
- 極弱火ゾーンで5分に一度返しながら30分じっくり加熱する。
- 10分に一度程度、調理用温度計(スティック状の便利なものが使いやすい)で肉中心部を63℃に保つ。
ピンクロースト仕上がった豚ハツ、中を触るとしっかりと熱く加熱されている
焼きあがった豚ハツの中心に竹串を刺して5秒、抜き取る。竹串がちょっと熱く感じる程度で出来上がり。カットした豚ハツの中心はピンクローストに仕上がっている。
炭火でこんがり焼きあがった香ばしい表面。滴る肉汁とともにきゅっと引き締まった豚ハツの筋肉の歯応えを楽しむ七輪BBQ料理。
~豚の食肉規格基準に関するQ&A(厚生労働省)より抜粋~
Q4 豚の食肉の中心部の温度を63℃で30 分間以上加熱するかこれと同等以上とされています
が、どのように調理すればいいのですか。
(A)
1 63℃で30 分間以上加熱するかこれと同等以上の殺菌効果を有する方法とは、加熱温度が高く
なれば加熱時間が短くなることから、例えば、75℃1分間以上の加熱でも差し支えありません。
2 中心部の温度が75℃に達してから1分間以上の加熱の目安は、豚の食肉等の中心部の色が白っ
ぽく変化することです。