猪肉を使った焼串炭火焼き七輪レシピで、日本のジビエ、野生肉料理
七輪レシピといえば焼肉だ!という人も多いはず。煙もくもくの焼肉レシピには七輪が断然いい。遠火の強火で焼き上げる肉はまわりかりっと、中は肉汁ジューシー。猪肉を使った焼串炭火焼きレシピで、日本のジビエ、野生肉料理を楽しもう。
親戚の知り合いや友人に鉄砲打ちから11月半ばの猟期に入ると、野生の肉のお裾分けを頂くのだ。 中でも一番手に入るのが猪肉。牡丹鍋でよく知られるきれいな真っ白の脂身と赤身が分かれた猪肉。
ゴムみたいにかたいとか獣の匂いが強いとか言う人もいるが、きっと肉の処理が良くなかったり古かったりしたのだろう。きちんと血抜きされて熟成された肉は、牛や豚と同様に臭みはない。代わりに濃い肉の香りがする。
最近ではネット販売で「猪肉 販売」というキーワードで検索すれば、丁寧に処理された猪肉が簡単に手に入る。七輪の強火でかりっと焼き上げれば炭の香りとも相性抜群なので、是非日本のジビエを楽しんで欲しい。
脂身の多いロース肉を使うと溶けた脂で火の勢いが増し過ぎて難しい。腿肉のブロックを使ってシンプルな串焼きを作る。
材料(4人分) | 分量 |
猪肉 腿肉ブロック | 500グラム |
天然塩 | 適量 |
粗挽き黒胡椒 | 適量 |
七輪の火力 | 強火 |
アウトドア度 | ★★★★ |
調理時間 | 30分 |
■猪肉の串焼きレシピの調理方法(食べ方)■
- まず厚さ2cmほどの厚切りに分けてから、一口大に切り分ける。
- まな板に切り分けた猪肉を置いて押さえ、竹串を真ん中に通す。一串に5~6個が目安。
- 丸い七輪を使うときは角材を二つ用意して、燃えないように充分水につけておく。
- 七輪の上に2本の湿った角材を並べて串焼台を作る。
- 塩と黒胡椒をしっかり振って時々転がしながら猪の串焼きを焼き上げる。
強烈な七輪の強火で肉の周りを焼き固める。肉汁を一気に閉じ込めるのが肝心。
豚肉にはない、芯の強い味。噛み締めて染み出てくる肉汁は野趣たっぷり。
がつがつと肉を噛み締めて、野生肉の歯応えを楽しもう。
串焼台を使うと竹串が燃えにくく、また串を返すときも熱くない。
角材が熱されて乾いて火が着くだろう。角材をまた水につけて水分を含ませる。 猪串焼き焼き終わったら角材は薪にして、ゆっくり焚き火を楽しんで。