角さん!長方形七輪の使い方。 ダブル火力を使いこなす。
七輪は丸いものと思っていたら、四角い七輪があったのだ!長方形の七輪は大型のバーベキュー食材を均一に加熱することもできるし、左右で炭火を分けて、強火弱火を自在に使うことだってできるすぐれものの日本製バーベキューコンロだ。
長方形七輪、『焼鳥秋刀魚七輪』の特徴
長方形の七輪はお店でもあまり見かけないためか、まだ普及していないようだ。一度量販店で売っているものを試してみようと手にしてみたが、外国産のもので異常に重かった。
長方形の七輪が我が家へ届く。大きな長方形の七輪こそ軽量で丈夫な珪藻土切り出し七輪に限る。
両サイドの金具を掴んで持ち上げてみると、おお!見た目よりもずっと軽いのだ。
主な特徴とスペックは次のとおり。
2段階火力調節機能
この長方形七輪は中央に仕切りがあるので、強火と弱火の使い分けが可能だ。
空気口がそれぞれ独立しているので、さらに微調整もできる。
焼きしろの面積の比較
同クラスの丸型の2.5倍!
丸型七輪 8 x 8 x 3.14 = 200.96平方cm
長方形七輪 33 x 15 = 495平方cm
重量の比較
丸型七輪 蓋なし3.7キロ、蓋あり4キロ
長方形七輪 蓋なし4.7キロ、蓋あり6キロ
丸ごとの魚を焼くときも、ムラなく焼くことができる。大ぶりカットのステーキも楽に焼けるだろう。
長方形七輪の細部画像
それではこの長方形七輪の特徴的な部位をアップ写真で見ていこう。
内側は二室に分かれ、強火弱火を同時に使えて料理の幅は一気に広がる。
二室にはそれぞれ独立した空気口があり、しっかりとした作りだ。
七輪底部は海岸でも安定する丸い足付き、テーブルにのせても熱くなりにくい。
蓋を閉め、空気口の扉を閉めれば火消し壷にもなる。炭を無駄なく消火。
十字の真鍮にはしっかりとした取っ手がついている。
二本の鉄棒が付属しているので、焼鳥を10本ほどまとめて焼くことができる。
長方形七輪ならではの調理方法とレシピって何?
この長方形七輪の焼きしろの大きさはとても魅力的。そして二室に分かれた構造。
週末に作るレシピの幅も一気にひろがり、メニューを考えるだけでもわくわくする。
届いたばかりの長方形七輪。まずはこんなレシピが思い浮かぶ。
二室構造で 右側でお燗、左側で厚揚げ焼き
右側を弱火にして、お銚子を湯煎する。左側は強火で、厚揚げをかりりと焼き上げる。すりおろししょうがたっぷりの厚揚げを頬張り、熱燗をぐっと流し込む。
魚料理 イカの一夜干し焼き
開いた大きなイカの一夜干し。この季節の寒風で作る一夜干しは絶品だ。
広い焼きしろいっぱいにイカを広げて焼く。
肉料理 巨大ステーキレシピ
大ぶりにカットされた巨大なステーキを焼きムラなく焼き上げるには長方形の七輪がうってつけだ。
まずは強火でしっかりと焼き上げ、火を弱めてじっくり中まで温めていく。血の滴るレアステーキが最高だ。
長方形七輪のメリット、デメリット/まとめ
四角い長方形七輪のメリットは
- 左右で火力の使い分け、ひとつの七輪で強火と弱火を使って調理ができる
- ホッケ、秋刀魚など長い魚や、とうもろこしなどの長いバーベキュー食材を焼きやすい
- まだ世間的には珍しく注目度が高い = モテるBBQ調理人になれる
デメリットといえば
- ちょうど良いサイズのしまうケースがなかなか見つからない
- ちょっとだけ重い
新しい相棒、長方形七輪と過ごす時間はぐっと多くなりそうだ。