真夏です。磯遊びには塩おにぎりを持って行こう。ウニを獲ってウニおにぎり。
短パンで素潜りできるくらいに水温が上がってきた。先日遊びにきた友人家族が磯でウニを拾い集めて、その場で割って身を食べて大喜び。
ちょっと味見すると確かに割ったばかりのウニはあまみが濃くてすっきりとうまい。
そのうちに白いご飯が欲しくなってきた。ウニ丼を作るほどウニを獲るのは大変なので、次回はおにぎりをデイパックに入れて持ってこよう。
そしていよいよ。今日は大潮。干潮時には磯場で大きく潮が引いて沖まで歩いていくことができる。
朝に土鍋で炊いたごはんで塩おにぎりを三個作ってもらい、タッパーに詰め込む。海苔もカットしてサランラップで包んで別添え。食べるときに海苔をまくほうが好きだ。
平日の海岸は空いている。沖までちゃぽちゃぽと磯を歩き、大き目のウニを探す。あるある!
近くの岩場にバックを置いておにぎりを出しやすいように準備しておく。ナイフでウニを半分に割る。ウニの身を余すところなく取り出すために家からティースプーンを持ってきた。殻の内側の曲面に沿うようにスプーンを這わせるとウニの身が海藻とともにポロリとはがれる。
海水で洗い流し、海藻を摘み取る。
海水を入れておいたタッパーにウニの身をつぎつぎに入れる。
準備は整った、ウニおにぎりだ。
濡れた手を拭いて海苔を取り出し、塩おにぎりをのせる。海水を切ったウニを塩おにぎりにのせる。まずは一番でかいウニの身だ。ぱくり!
「むふうっ!鼻に抜ける甘い海のかおり!」
遠い沖を眺めつつもトンビに警戒しながら割りたてウニのっけ塩おにぎりをもうひとつ堪能する。
ウニが足りなくなったのでもう少し探すと格段にうまい赤ウニを発見。
いそいそと岩場にもどり、ナイフで割ったウニから身をこそげとる。
最後の塩おにぎりに海水味の赤ウニの身をのせる。
濃厚!赤ウニの甘さは格別だ!白ごはんにしみ込んだ塩が甘さを引き立てて、朝炊き立ての塩おにぎりを最高の一品に仕立て上げる。
最後のウニをまとめて、最後の一口分のおにぎりに全てのっけてしまう。
「はむ!」
まるでこの磯をまるごと口に含んでしまったようなお休みの一日。ウニご馳走様。
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