七輪で焼きたい!竹串を焦がさず焼き上げるプロの本格焼鳥の炭火焼き
BBQ初心者の方にも、バーベキューコンロを愛用しているあなたにも。イラスト画像付きで七輪の串焼きのコツを紹介。串を焦がさないお店の焼き鳥を作ってみませんか。
熱くない!竹串が焦げない焼き鳥ブリッジ。
自分で鶏肉をカットして、竹串に打つ串打ちをしたことがなくても、出来合いで焼くだけの焼き鳥をバーベキューコンロや七輪で焼いたことがあるひとは結構いるはず。
ところが竹串の長さが合わないので焼き網の上で焼いて、鶏肉が焼き網にくっついてしまったり、ひっくり返そうと持った竹串が熱かったり。火が強すぎると竹串に引火してしまい、竹串がすっかり焦げてしまったりなんてがっかりしたかた必見。肉の柔らかいレバーなどは網焼きではどんどん身が網にくっついてしまい、食べるころにはボロボロの塊に…。
その全てを解決してくれる七輪お助けグッズ、その名は「焼き鳥ブリッジ」。勝手に命名したこの便利な道具はただの金属の四角い棒。塗装の無い物で長さ40cmほど、幅と奥行きは2cmx2cmで充分。金属ラックに使われるような中が空洞のものが軽くて良い。
焼き鳥の串の長さは統一されていないし、肉の量や刺し方で串の露出部分の長さは様々。でもこの焼き鳥ブリッジがあれば焼き鳥の長さに合わせ前後させることができるのだ。炎が直接串を焼くこともないので、返す手も熱くならない。鉄自体は結構な温度になるので、火傷には注意しよう。
焼き鳥ブリッジを使った七輪での焼き方
さて七輪の上側から見ると下のイラストのようになる。中央部にある2本は最も焼けやすい。焼ムラを防ぐためには時々真ん中と外側の焼き鳥を入れ替えて上げよう。
脂肪分のかたまりの鶏皮や豚串などを焼くとあっという間に溶けた脂に引火する。そのまま焼くと肉は煤で真っ黒になり、せっかくの肉の香りもかくれてしまう。
手元に水の入った霧吹きを用意しておくべし。数回霧吹きをすれば炭の温度が瞬間的に下がり、炎が静まるのだ。
焼き鳥ブリッジを数本用意しておけば高さの調整もできるので、よく言う肉を美味しく焼き上げる「遠火の強火」も可能だ。
木材でも簡単に焼ける、焼き鳥ブリッジ
数本しか焼き鳥を焼かない場合は木の角材でも代用できる。すぐに引火しないように使う前10分間は水に漬けておく。10分ほど使うと木が乾いて引火するので、また漬ければよい。使い終わった角材はそのまま夜の焚き火に使うのだ。
本格的な長方形七輪用、鉄棒焼き鳥ブリッジ
七輪本舗の大型七輪には焼き鳥ブリッジとして使ったり、橋渡しにしたブリッジに炊飯窯をのせたりできる鉄の角材、鉄棒が付属されていて便利だ。重量感があり、焼き鳥を焼いているときにずれることもない。
この鉄棒を七輪に橋渡しにして、串焼きの具材の幅に合わせる。こうすることで露出している竹串部分が炭火で焦げることもないし、焼くときにも手が熱くなりにくい。ウナギの端切れを集めたウナギくりから焼きにももってこいの道具だ。
七輪専門の串焼きバー、その名も「串焼きBar」
老舗の七輪販売店、七輪本舗のオリジナル製品がとても工夫された焼き鳥用の道具だ。その名も串焼きBar。頑丈かつ錆びにくいステンレス素材SUS304をレーザーでカットしている。長方形七輪にピッタリだが、通常のバーベキューコンロでも利用できそうだ。
- 七輪の手前側に斜めにセットされたステンレスバーの後ろ側で串をくるくると回すことができるので手が熱くならない。
- 金具切り口部分と竹串の摩擦、食材の自重のおかげで串が勝手にくるりと回ってしまうことを防げる。焼き鳥や車エビを焼いていると、食材の重いほうが下にくるりと回ってしまいバランスよく焼くのが難しい。その点をしっかりとカバーししているので、どの角度でも竹串をピタッと静止できる。
- 組み立て式なので、荷物にぴったりと整理しやすい。